とりあえず今日を乗り切りましょ





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オハナシ?!?! -立春の佳き日に- :: 2011/02/04(Fri)

--*--  --*--

ムカシムカシ、

立春のよき日に

慶事がございました。

タロウの家に、ハナコが嫁ぐ日がやってまいったのでございます。

その日は大雪で、タロウの集落に通ずる道を
花嫁ハナコを乗せた人力車は通ることが出来ず、
一同車から降り、雪深き道を、お付きのものが花嫁のために雪をよせよせ、
進んだそうでございます。

待ち望む集落では、一刻をとうに過ぎてもなかなか到着せずの嫁集団を訝しがり、
タロウは お嫁さんが逃げてしまったのだと覚悟したとか。

それでもようやく何とか到着したお嫁様ハナコ、
つのかくしでうつむいて進んでいると申しますのに、
村の子どもたちがわらわら寄ってきては顔を下から覗き込まれること尋常でなく、
まことにヘキエキしたそうでございます。

もっとも、
当時はヨメミ(嫁見)ともうしまして、
挙式やら宴会やらに、招かれざる客らが家の窓越しに背伸びしては見い見いし、
人だかりができるのは普通のことだったそうでございます。


雪のしんしんと降り積もる中、
式は はた目にはつつがなく終わり 
ハナコの婚家での生活が始まりました。

時々納屋のほうに
お膳らしきものを運んでゆくシュウトメ トメの姿を目にしましたが、
さほど気にもならず暮らしを進めておりました。


数週間後、 その納屋から
女性があらわれました。
満州帰りの出戻りの、タロウの叔母です。

いづれは顕かになるというのに、
家族を隠してまでお見合い話を進めた、
太平洋戦争にてオットを亡くしたトメの
お家存続の心意気やいかに と はた目からは感ぜられます一方、
当時のハナコのオドロキの心境 いかばかりかとも、思いを馳せるものでございます。

 
遡りまして。。。
トメは、かみさま(地域の祈祷師)に頼んで、
息子の嫁探しをしたそうでございます。

祈祷師は
「○×の地域に、ハナコというムスメゴがおるようじゃ」
とおっしゃったそうにございます。

そうしてヨメミ(候補者の見定めもそういったらしい)に出向いた当日のタロウを、
と申しますより、
そういった制度と親の意向を、
うら若きムスメゴ ハナコは拒絶し、
こともあろうに こっそり縁側からはだしで逃げ、
公衆電話から敢然と仲人に電話を掛け、
お断りの主旨を伝えたとか(笑)。


それでも結局ハナコは嫁にまいりました。
嫁いでみればこのヒト 優しいわ と思ったかどうか。。。

そうして、幾多の困難を乗り越え 
叔母にあたる ミヨと、 シュウトメ トメ ともどもを長年介護の末看取り、
喜びも悲しみも幾星霜、
タロウとハナコは今日まで寄り添い 生きております。

今日は佳き日かな 

タロウとハナコの 結婚記念日でございます。

--*--  --*--




以上、

人力車をタクシーに変換すれば 
いくられ両親の ノンフィクション物語と相成ります。
隔世の感あり。

ムスメとして思いサマザマ。
当人たちは淡々としていますが。 

これからの世の中、
いまだ人類が経験し得ない出来事が待っていようといまいと、
この、戦争を潜り抜けた諸先輩方々の胆力を受け継いで

進んでゆきたい。



いくられ 拝
















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